血栓予防にも効果的?加圧トレーニングが支持される理由

血栓というのは血管の中にコブの様なものが出来てしまい、それが理由で血流が悪くなったり血液壁が傷ついてしまったりする事を指します。生活習慣病を招く厄介な疾患ですが、加圧トレーニングをする事でこれらを予防してくれる事が分かっています。しかしトレーニングもやり方を間違えてしまうと命を危険に晒してしまうケースもあるので、効果や方法を十分知る事から始めて下さい。またトレーニングすべきでは無いケースや異常を感じた時の対処方法も公開しています。

日常に潜む恐ろしい症状

つい先程まで元気だった方が急変し、ケースによっては命を落としてしまう。そう聞くと恐ろしいですが、そんなレアケースは自分には関係が無い。そう思っていませんか?血栓は誰にでも起こりうる疾患で、閉塞性動脈硬化症や糖尿病など恐ろしい生活習慣病を引き起こしてしまう事もあります。

そもそも血栓は何らかの理由によって血液がコブの様に固まり、血管内にくっついてしまう事を指します。このコブが出来る事で血流が悪くなる、または血管壁が傷ついてしまい血管自体がもろくなってしまうのです。

コブが出来る場所によって名称が違い足の性脈に出来ると深部静脈血栓症と呼ばれています。これらのコブが何らかの理由で剥がれ落ち、そのまま血管をふさいでしまうと心筋梗塞・脳梗塞になりリスクが高まります。

何が原因で血栓が出来るの?

恐ろしい血栓ですが、原因はほんの小さな事です。まず血管に傷が出来ると血小板が集まり塊になりコブを作ってしまいますので、血管に傷が出来るのが一番の原因です。

血管は圧がかかると傷つきやすく、高血圧になればなるほど血管がボロボロになりやすいです。高血圧症の原因といえば過度のアルコールや塩分・脂質を過剰に摂取する食生活、運動不足や肥満、ストレスや睡眠不足があげられます。これら全てに気をつけられれば良いのですが付き合いでアルコールや外食がメインになってしまったり、仕事が忙しくてストレスを溜めてしまったり睡眠不足になってしまう事は実によくあります。

一時的とは言え、気になるのであれば少しずつで構わないので運動習慣を取り入れて肥満・ストレス解消をしていくと予防効果があります。運動は質の良い睡眠をサポートしてくれるので一石二鳥です。

加圧トレーニングのメカニズム

運動が血栓予防に効果的なのは理解出来ましたが、なぜ加圧トレーニングがおすすめなのでしょうか?そもそも血栓は血管に圧がかかり、血管が傷んでしまう事が原因になります。

加圧トレーニングは加圧ベルトを使って圧をかけるので、血管にダメージを与えるのでは無いでしょうか?確かに圧をかけるのは間違いありませんが、血管にダメージを与える程ではありません。トレーナーは専門知識を身につけているのでその加減を知っていますし、適度な圧、除圧は血行促進効果があるので予防の面ではとても効果があります。

1回につき30分程度の運動ですが日ごろ運動をしない方にとってはかなりの運動量ですし、成長ホルモンが分泌されるので血管を健康にしてくれます。有酸素運動が良いとされていますが、筋力アップも期待出来るので加圧トレーニングの方が多くメリットがあります。

血流を良くするとどうなるの?

トレーニングをする事で血流が良くなりますが、血流が良くなると人体には多くのメリットがあります。体内に取り込まれた食べ物は胃や腎臓で分解され、栄養素になり全身に運ばれます。運ぶ際に血管を伝っていくのですが、血流が良いと効率的に栄養素を運べます。

また血流が良いと体温が上がりやすく冷え性や肩こり、頭痛を温和してくれるので日々の不調から開放されたという声もあります。ストレスや外部からの刺激によって頭皮の血管が細くなると脱毛症を招く危険性もあります。血流が良くなれば脱毛症を防ぐのはもちろん、健康的な毛髪を生成するきっかけにもなります。

加圧トレーニングはそれに加えて成長ホルモンを分泌されるので、全身の細胞が活性化しより多くのメリットを発揮する事が分かっています。今よりも健康になりたい、予防の為にもトレーニングを始めましょう。

トレーニングをしてはいけないケース

血圧が高く、生活習慣病を患っている可能性がある方だったり、医師から運動をストップされたりしている方は、残念ながら加圧トレーニングをする事は出来ません。これらの方は既に血栓が出来てしまい、且つ心臓や脳に流れてしまう危険性があるので薬などで散らすなどの治療が必要です。

とは言っても医師から運動についてアドバイスするのは稀ですので、気になる方は通院の際に質問するのがベストです。

当然ですが妊婦も加圧トレーニングNGです。元々激しい運動や競技を禁じられているのですが、これは血流を制限する事で胎児に必要な栄養素がうまく行き渡らなくなる可能性があるからです。特に妊娠初期は胎児と母体の繋がりが安定していないので、外部からの刺激を受けやすく流産のリスクが高いです。

安定期を迎えた後でもGoサインは出せないので、その期間は有酸素運動にシフトして下さい。

トレーニングをしてはいけないケース

有酸素運動・無酸素運動共にセルフトレーニングが流行していますが、加圧トレーニングに限ってはとても危険です。このトレーニングはトレーニングの知識だけでは無く圧をかけるタイミングやかける事で、人体にどんな影響があるのかなど多くの知識が必要です。

それを全く無視して素人知識でやってしまうと、血栓が出来やすくなってしまったりうっ血の跡が消えなかったり様々なデメリットが生じます。

どうしてもセルフトレーニングをしたい場合は、まずジムへ行きトレーニングを受けながらトレーナーの支持を仰いで下さい。指導動画がネットにアップされている事もありますが、微妙なニュアンスや調整加減が分からないのでトレーナーへ確認するのが良いです。

もちろん自己判断でのトレーニングになりますし、トレーナー以外が指導するのは厳禁なので気をつけて下さい。

おかしいと思ったらすぐに医療機関へ

「脳梗塞や心筋梗塞は中年以降の疾患だから、若い自分には関係が無い。」その考えはとても危険ですし、現に素人知識で加圧トレーニングを実行して血栓が出来やすくなってしまった方もいます。

血管はとてもデリケートですし、圧を長時間かけると血液自体が酸欠状態になってしまい様々なトラブルが生じます。トレーニング中に麻痺やしびれだったり、呂律が回らなかったりする場合はすぐにトレーニングを中止して医療機関に相談して下さい。

また少しの間、この様な症状が出たけれどすぐに改善したので放置するのも危険です。これは一過性虚血発作といって、脳梗塞です。

中高年に多い疾患ではありますが、状況が合えば年齢関係無く生じる疾患です。メリットばかりではなくリスクやデメリットを知り、注意深くトレーニングに励むのが継続する為のコツです。

まとめ

生活習慣病を招く血栓は誰にでも起こりうる疾患で、血管にダメージがあったり血小板の塊がコブの様になったりして生じます。一般的には生活習慣・食生活の乱れで生じるケースがほとんどですが、正しい知識が無いまま加圧トレーニングをする事でこれらの疾患を招く可能性もあります。

トレーニング時にしびれや麻痺が起き、すぐに改善しても一過性虚血発作のリスクもあるので医療機関へ相談して下さい。正しくやれば効果的なトレーニングですが、やるべきではない方がいる事を忘れないで下さい。