筋肉にも効果ある?加圧トレーニングで筋力アップする方法

加圧トレーニングはからだによいさまざまな効果が期待できることがわかっています。トレーニングによっては、年齢や体調によってはあきらめなくてはなりませんが、加圧トレーニングは誰でも自分の体調に合わせて無理なく取り組むことができるトレーニング方法です。筋肉の増強に効果があるのはもちろんのこと、加圧による血流アップと成長ホルモンの分泌が促されることでアンチエイジング効果が期待できる画期的なトレーニングです。

年齢やからだの状態にあわせたトレーニング方法が可能

加圧トレーニングを行う際に加圧の負荷を調整することで一人一人の体力に合わせたトレーニングが可能になるため、特に医師から運動を禁止されていなければ誰でも行うことができます。トレーニングを実施しているサロンやフィットネスクラブのホームページに掲載されている入会案内をみると、小学校高学年から80代までの幅広い世代が加圧トレーニングを行っていることが確認できます。

加圧トレーニングは軽い負荷の運動でも筋肉の増強に大きな効果が期待できます。さらに低負荷の運動だけでなく効果が現れるまでの時間が短いので医療の現場でも加圧リハビリとして取り入れられています。ケガや病気の回復を目的としたリハビリの現場で取り入れられているということは、体力の衰えを感じている方や筋肉が減ってしまった高齢者にも適したトレーニング方法だといえます。

通常のハードなトレーニングはもちろんのこと、軽いジョギングやウォーキングが困難な方でも安心して行えるのが加圧トレーニングです。腕や足に加圧ベルトを巻き、トレーニングを行う人の体調や目的に合わせて血液の流れを適度に制限することでハードなトレーニングを行った状態にすることができるのです。

さらに骨折や手術などで、からだがまったく動かせない状態にある人でも、加圧をするだけで安静のために動かすことができない筋肉の衰えに対して大きな効果があることが確認されています。

このように負荷の低い楽な運動で短期間に筋力アップなどの効果が期待できる加圧トレーニングは、スポーツ選手が行っているハードなトレーニングから医療現場での治療を目的としたトレーニング、健康面やダイエット目的など幅広い分野で行われていることがわかります。年齢や体調、健康面に不安がある人でも取り入れることができる画期的なトレーニング方法なのです。

ダイエットや体力アップで筋肉を鍛える

筋力アップのトレーニングというと、筋肉に大きな負荷をかけて長時間行わなくては十分な効果が得られませんでした。このようなつらいトレーニングをしなくても、短時間で低強度のトレーニングで十分な効果が見込める加圧トレーニングはダイエットや体力アップを目的に取り組む人が増えています。

いくらダイエットや健康のためとはいえ、仕事が終わってからトレーニングジムに通いハードなトレーニングを行うのは相当つらいです。中には「週末だけトレーニングをしています」という方がいるかも知れませんが、筋力アップのトレーニングに適切な頻度はトレーニング後の筋肉修復のタイミングから週に2回から4回が望ましいと言われています。からだにつらいハードなトレーニングをしても、週末だけでは効果が弱まってしまうのです。

ダイエット目的の女性にとって加圧トレーニングは、筋肉を鍛えてシェイプアップする以外にも嬉しい効果があります。それは、トレーニングの際に大量の成長ホルモンが分泌されることです。成長ホルモンは「若返りホルモン」とも言われ、脂肪の減少や骨密度の上昇、そして皮膚の弾力アップさせる若返り効果が期待できます。さらに健康面でも免疫機能の強化に効果があることがわかっています。

成長ホルモンの分泌を促すのに最も効果的な方法は運動です。ハードなトレーニングをするほど成長ホルモンの分泌量は多くなりますが、スポーツ経験者やアスリートではない一般の人にはハードトレーニングは困難です。しかし加圧トレーニングなら低強度でもハードなトレーニングを行ったのと同等の効果が期待できるので、一般の人が行うダイエットや体力アップのトレーニングに適しているのです。

ハードに筋肉を強化する

加圧トレーニングはスポーツ選手やアスリートのトレーニングでも積極的に取り入れられています。特にスポーツ目的での筋肉強化は、瞬発力が重要な場合と持久力が重要な場合とで重点的に鍛える場所が競技や種目によって違ってきます。

からだを動かすときに使われる筋肉には瞬間的に収縮する筋肉の「速筋」と、持続して収縮をくり返すことができる「遅筋」の2種類があります。スポーツ競技で瞬発力を生み出すのは速筋で、鍛えるには高負荷のトレーニングをくり返し行う必要があります。また、持久力に大きく影響するのが遅筋で、鍛えるためには有酸素運動が効果的です。

加圧トレーニングは、加圧することで血流量を制限するので「速筋」と「遅筋」を同時に鍛えることができます。加圧した状態でトレーニングを始めると最初に遅筋が活動しますが、血流量を制限しているため遅筋に必要な酸素が供給されず高負荷のトレーニングを行っているのと同じ状態になります。そして高負荷のトレーニングを行ったとからだが錯覚するため速筋が活動を始めるのです。

このように、加圧トレーニングではスポーツ選手やアスリートが瞬発力と持久力を強化するために必要な筋肉を同時に鍛えることができるのです。また、さまざまなトレーニング方法を取り入れることで上半身を中心に鍛えたり下半身を強化したりと、鍛えたい場所にポイントを定めて強化することが可能です。

さらに故障中の選手でハードトレーニングが行えないときも加圧トレーニングは非常に有効です。ケガの状態に合わせて低強度の運動を行いながら筋力アップをはかることができます。

ケガや病気で衰えた筋肉の回復力アップ

ケガや病気で寝たきりの生活が続いてしまうと、筋力が低下して歩くことも困難になります。筋肉が衰えてしまうと日常生活に復帰しても健康なときと同じような生活が続けられなくなってしまいます。加圧トレーニングは寝たままの状態や椅子に座ったままでも筋肉の強化ができるので、ケガや病気の治療中と治療後に行うのに最適な方法だといえます。

からだを動かすことができなくて寝たきりの状態が続いてしまうと、徐々に筋力が低下していきます。加圧トレーニングはケガや病気が回復してから始めるのではなく、治療中の起こる筋肉低下を予防するために行うことが理想的です。

さらに筋肉の回復だけでなく、加圧することによって血流が促進されるので腫れや痛みの場所の血行がよくなるため損傷した部分の回復力アップが期待できます。新陳代謝が促進されて、腫れや痛みが引いたり痛みが軽減したりすることがわかっています。

トレーニングは段階的に行うことができます。ベッドに寝たままの状態でも足を宙に浮かせたり下ろしたりする運動や上半身だけの運動など、自分の体調にあわせた動作から始めればよいのです。上半身が起こせるようになったら椅子に座って行うこともできますし、自分で立てる状態になったら無理のない範囲で運動の強度を徐々に高めることができます。

加圧トレーニングはケガや病気による筋力低下を防ぎ、無理なく日常生活に復帰するためには最適なトレーニング方法だといえます。

まとめ

加圧トレーニングは健常者だけでなくベッドに寝たきりの方でも無理なく始められるトレーニング方法です。長時間きつい運動をしなくても低負荷のトレーニングを短時間行うことで筋肉の増強に大きな効果が期待できます。これは他のトレーニングにはない大きな特長だといえます。

また、いろいろなダイエット方法を試してもなかなか効果が出なくて挫折しているという方にはおすすめのトレーニング方法です。成長ホルモンの分泌で脂肪を燃焼しシェイプアップするだけでなく、肌の張りも良くなるなど美容面からも大きなメリットが期待できるからです。

筋トレ、ダイエット、健康面で「今まで何をやっても結果が出なかった」という方は、早期の効果が期待できる加圧トレーニングを一度試してみるとよいかも知れません。