ダイエットのための加圧トレーニングってきついの?楽なの?

加圧トレーニングとは、日本で考え出された筋トレの方法で、ダイエットに効果的なほか、血行改善やアンチエイジングなど様々な効果が報告されていて、世界中のアスリートや一般の人々に注目され、取り入れられています。こんなにすごい筋トレ法ならぜひ試してみたいと思っても、きっとトレーニングもキツいのだろうと躊躇する人も少なくないのではないでしょうか。そこで、加圧トレーニングによるダイエットがどんなものなのか、くわしくご紹介します。

加圧トレーニングがダイエットに最適な理由とは

ダイエットと聞くと、まず思い浮かぶのは食事制限ときつい運動ではありませんか?巷ではいろいろなダイエット法があり、根拠や効果に疑問を感じるものも少なくありません。そのせいか、結局のところ痩せるためには食事制限と毎日のようにきつい運動をするしかないと思われがちです。

食事制限のみでダイエットすることはあまりおすすめできる方法ではありません。確かに摂取カロリーを減らすと体重を減らすことができます。でも、どうでしょうか。まず栄養が足りず元気がなくなり、体全体がやつれた印象で、せっかく痩せても健康的な魅力はなくなってしまいます。肌や髪の毛にも栄養不足の影響が出てきます。そして、食事を元に戻すとあっという間にリバウンドして、元通りか、悪くすれば前よりも太ってしまうということもあります。

そこで運動も取り入れたダイエットとなりますが、かなりきつい運動をしても消費カロリーはたいしたことありません。体重60kgの人が30分ジョギングして、やっと約210キロカロリー、大人が普通に食べるごはん1杯分くらいです。もっと体重が少ない女性ならさらに消費カロリーは少ないでしょう。大人が普段運動に費やせる時間は限られていますし、効果が現れるまで続けるだけでも相当大変です。

でも、加圧トレーニングなら必ずしもきつい運動をしなくても、効率的にダイエットできるのです。加圧トレーニングとは、腕と脚の付け根を加圧ベルトで圧迫し、適度に血流を制限した状態で、誰でも持てるくらいの軽い負荷を利用して短時間のトレーニングを行う方法です。血流が制限されることで、体は実際以上のきついトレーニングをした時と同じような状態になり、脳は血流を増やし、使われた筋肉を修復し、増やすために成長ホルモンを多量に分泌させる指令を出します。

この成長ホルモンが、ダイエットには大変有効に働いてくれます。成長ホルモンには脂肪を燃焼させる働きがあるのでそれだけでもダイエット効果が期待できます。さらに筋肉が付くことで基礎代謝をあげることができます。そして若返りホルモンともいわれるこの成長ホルモンは、体の組織の生成や修復を早めるので肌のハリ・ツヤも出て、ダイエット以外の美容効果もあります。

さらに血行がよくなり、免疫機能も強くなります。そして、内蔵や血管、骨などその他の器官を活性化して、老化を遅らせるアンチエイジング効果もあるのです。動脈硬化や高血圧の予防にもなり、高齢者にもおすすめです。

部分痩せも加圧トレーニングで可能?

世の中、いろいろなダイエット法がありますが、どれも成功したとしても、全体の脂肪を落とすことはできても、痩せたいところを思った通りに痩せさせるということはほとんどできません。一般的に、いちばん痩せて欲しくない胸から脂肪が落ち、背中、顔と続いて、いちばん脂肪を落としたいお腹やお尻はいちばん最後です。

たいていの場合、いちばん気になるお腹の脂肪を落とす前にダイエットをやめてしまい、理想の体型とは程遠い中途半端な結果に終わってしまいます。では、理想の体型を目指すにはどうしたらいいでしょうか。それには、余分な脂肪を落としながら筋肉を引き締めていくことが必要なのです。

筋肉を鍛えることで脂肪も付きにくくなり、体形にメリハリが出てきます。とはいえ、筋トレはきついイメージがあって体力に自信のない人にはハードルが高いものです。でも加圧トレーニングはどちらかというと、そういう人に向いていると言えます。軽い負荷で行うため、体力のない女性や高齢者でも無理なくトレーニングすることができます。時間的にも実際トレーニングするのは10分~20分くらいで、意外かもしれませんが、決してきついトレーニングではないのです。

普通のトレーニングと変わらない効果を、そのような軽い負荷で得られるのが加圧トレーニングのいいところです。引き締めたい部分をトレーニングすることで理想の体型に近づけていくことができるでしょう。

太りにくい体になる

加圧トレーニングで太りにくい体質になるとはどういうことでしょうか。太るメカニズムは摂取カロリーと消費カロリーのバランスによります。単純には、摂取カロリーが消費カロリーを上回ると太るというわけです。そして消費カロリーには、活動するために使われるカロリーのほかに、基礎代謝と呼ばれるものがあります。

基礎代謝とは、呼吸をしたり、脳や心臓などの内蔵を動かしたりという、人が生命を維持するために使われるエネルギーの代謝のことで、例えば何もしないでただ寝ているだけでも消費されるものです。基礎代謝は10代をピークに年齢とともに低下していくので、中年になってくると食べる量が変わらなくても太りやすくなってくるのです。

そしてこの基礎代謝は、筋肉量を増やすことで上げていくことができます。基礎代謝の中で筋肉による消費量の割合は約40%もあるのです。加圧トレーニングを行うことで、だれでも効率的に筋肉量を増やし基礎代謝を上げることで、同じカロリーの食事をしていても太りにくくなります。代謝がよくなると体も活性化して疲れにくい健康的な体質になれるというメリットもあります。

また、加圧トレーニングによって多量に分泌される成長ホルモンには、脂肪を分解する働きもします。さらにダイエット効果をあげるためには、加圧トレーニングの後、有酸素運動を組み合わせることが有効です。加圧下でのトレーニング後、脂肪の分解がピークに達するのでその時間帯に脂肪燃焼効果の高い有酸素運動をすることはとても効果的なのです。軽いジョギングやウォーキング、水泳など20~30分行うといいでしょう。

逆に注意点として、加圧トレーニング前にきつい有酸素運動をすると、体調を崩す恐れがあるのでやらないようにしましょう。直前の食事も体調をくずす恐れがあるので、2時間以上あけましょう。どうしてもの場合はごく軽く食べる程度にしておきましょう。

まとめ

加圧トレーニングは、とても効果的なトレーニング方法ですが、専門家の指導が必要です。自己流でおこなうのは、十分な効果が得られないとともに危険もともないます。かならず認定されたトレーナーのもとで正しく行いましょう。持病のある人は医師の許可を得るのも忘れないようにしましょう。

また、短時間の週2回のトレーニングで効果が得られると言われていますが、もちろん個人差もあり、食生活なども影響してきます。だも加圧トレーニングを正しく行えば、きっとダイエットの効果もあらわれます。自分の体の変化を楽しみながら焦らず続けていくことが成功のポイントです。